参考書やノートは持ち運びが不便だし、欲しい情報が見つけられない!!
そんな場面ありませんか?
どんな時も必ず手にしているスマートフォン!
スマホを活用できたら、
- 通勤時間やお風呂の中、場所や時間にとらわれず勉強できる
- 気になるキーワードを検索することで、欲しい情報がすぐに手に入る
メリットがたくさんあるスマートフォン検索での勉強、
とは言え新人看護師の勉強に、スマホ検索って問題ないの??
そんな不安や疑問ありませんか??
本記事では、
新人看護師の勉強にスマホ検索を活用、いいの?悪いの?ズバリ解説!
スマホを使うメリットとデメリット、
上手な活用方法や、スマホ検索で得た知識を自分のものに!
臨床で使える知識にするポイントを、教育担当者がコッソリお伝えします!
“スマホ使っていいよ” なんて、現場の教育担当者は言えないですよね。
本来職場では大きな声でお伝えできないいような内容ですので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
この記事を書くのは、
看護師歴9年、急性期病院勤務、集中治療室勤務経験あり
病棟チームリーダー・プリセプター・学生指導者経験多数、
新人向け書籍への執筆協力経験あり
みなさんの看護師LIFEを明るく、
心も体もゆとりを持って自分らしく輝けるような情報を発信していきます!
スマホ検索で勉強、あり!!
今までなんとなく不安だったあなた、安心してください!
スマホ検索を活用した勉強はあり!なんです!
ですが、これからお伝えするメリット、デメリットを十分に理解した上で活用することが前提となります!
特に、デメリットを理解せずスマホ検索を乱用すると、
間違った知識や古い知識を取り入れてしまって、無駄な勉強となってしまう恐れがあります。
上手に活用すれば、重い参考書を常に持ち歩いたりせず、
隙間時間でいつでもどこでも、勉強の時間に当てられる!
勉強嫌いなあなたも、サクッとストレスなく勉強することができるはず!
スマホ検索の特性
スマホ検索学習のメリット
欲しい情報を短時間で見付け出せる
勉強しよう!そう思った時には、
どの本を選び、何ページに記載されているのか、学びたい項目を探すことだけでも、時間と労力を使いますよね?
この労力が削減できるだけで、勉強に向かうハードルはグッと下がるはず!
スマホ検索では、気になるキーワードを複数合わせて検索できます。
この特性を活用することで、自分が欲しい情報や知識を、ピンポイントで、かつ短時間で探しやすくなります!
時間や場所を制限されない
トイレやお風呂にもスマホ持ち込んでいる方、少なくないですよね?
忙しすぎる勤務中、休憩室よりもトイレが1番落ち着いたりしませんか?
トイレでこっそり、わからない知識をチェックできてしまうのです!
あ〜ベットから出たくないな〜
まずい!あれなんだったか調べられてなかったな〜
そんな場面、起き上がらなくても検索できる!
勉強へのハードル下がりますよね。
通勤時間やちょっとした隙間時間を活用できるので、上手に活用して自分時間はしっかり確保しましょう!
使い慣れている
現代スマホは切っても切り離せない存在で、活用方法は自分が1番よくわかっているはず!
WEBサイトやアプリ、SNSなど、自分かはどんなものが好みで、有益な情報を得られるか、
また続けて読みたいと思えるか、無意識にも選んでいると思います!
勉強に活用する際にも、その判断はとても重要になりますよ。
ストレスフリー
スマホ検索の最大もメリットはこれ!
机に向かって参考書を開くより、ずっと気軽でストレスなく勉強できますよね!
勉強嫌いで何も手につけられないよりも、スマホを活用して少しでも情報を取り入れて勉強できる方がずっといい!!
スマホ検索学習のデメリット
ここからが重要です!!
しっかり理解しておきたいポイントお伝えします。
間違った情報が発信されている
ネット上には、企業や学会、医療機関からなど、信頼できる情報が発信されている一方で、
個人からの発信は、信憑性に欠ける情報が含まれていることもあります!
全ての情報を鵜呑みにせず、正しい情報か否かを判断した上で、自分の知識として取り込む必要があります!
古い情報が残されている
医療的知識は日々バージョンアップされ、治療方針や薬剤名など、どんどん変わっていきます。
過去に発信された知識や情報は、間違いではないないけれど、今の臨床には活かせない。
得られた情報が最新のものなのか、見極めが必要です。
情報が公開された日時を確認することを意識すると、この問題は避けることができますよ!
浅い知識
ネット検索での学習は、簡潔な答えを見つけることができても、
深い知識、知識の詳細までを見つけ出すことが難しいことがあります。
例えば、
「アムロジピン→降圧剤」はネット検索でわかっても、
- アムロジピンは降圧剤の中でもどの様な特性を持つのか
- どんな場合に選ばれるのか
この様な詳細は、意図的に自分で深掘りしたり、
参考書を用いた方が分かりやすく、正確にな情報を得ることができる場合もあります!
スマホだけを頼るのではなく、スマホ検索とそれ以外での学習を上手に使い分けることが必要です。
知識が繋がりにくい
学んだことがアセスメントに繋がってないよ!
患者さんに活かせるような勉強できてる?
こんなことを先輩に指摘されていませんか?
臨床で求められることは、基本知識を勉強したり、疑問(問題)に対して答えが分かればOKではないんですよね、、
学んだことを自分のものにして、患者さんへのケアに活かすことができて初めて、【勉強ができている】ことになるんです。
スマホ検索で答えを見つけ出すことはできますが、検索の先に【知識を自分のものにする作業】が必要となります。
スマホ検索を上手く活用しながら、知識を自分のものにするためのコツ、これからご紹介しますね!
信頼できる情報源はこれだ!!
スマホ検索を上手に活用するには、信頼できる情報源を見極めることが最大のポイント!
よく目にするWEBサイト、それぞれの特徴と活用方法を具体的にご紹介します。
公式学習サイト
企業が作成し発信している学習サイト
必ず看護師監修の元作成され、必要時情報も更新されるため、最新の正しい知識を習得できます!
項目立てて整理されていたり、動画コンテンツなども公開されているため、
知りたい情報が見つけやすく、知識から技術まで、目的にあった情報を確実にゲットできます!
おすすめは、
看護ro
そのほかにも、学習に特化したアプリなどもあり、
【スマホ学習が自分に合っている】と感じている人や、【勉強が苦手な人】は
アプリの使用を検討して使ってみるのもいいですね。
学会HP
学会のHPには、疫学動向、治療やケアに関する最新情報が発信されています。
学会とか新人にはハードル高いよ
なんだか難しそう
そう感じるかもしれませんが、
知りたいことが明確になっている場合には、
先輩よりも一歩先!の最新かつ有益な情報や知識を得られる可能性が高いです!
学年が上がれば、学会に参加する機会も出てきますので、
普段からHPを見て雰囲気を掴むだけでも、後に活かせる経験となります!
発表された論文が読めたり、学会主催のセミナーのお知らせもありますので、
興味のある分野の学会HP覗いてみてください。
製薬会社の添付文書
使用上の注意や、効能、副作用などの薬剤の基礎情報を収集することができます!
添付文書は薬機法に基づいて作成されており、正確な情報です!
「本日の治療薬」などの分厚い書籍、持ち歩くのは不便。
効能や副作用など基本知識は十分に学習できます!
この薬なんだっけなー、そんな場面にはこっそりサクッとスマホで調べちゃいましょう!
看護師資格保有者が発信するSNS /ブログ
いま読んで頂いているこのブログを含め、世には看護師が発信するSNS、ブログがたくさんあります。
もちろん、間違った情報を発信する人なんていない!、、とわたしも思いたいところですが、ネット上は顔が見えない世界。
本当に資格があるのか、正しい知識か、最新のものなのか。
100%信頼できる情報とは限りません。
疾患や治療の知識はさておき、看護ケア技術に関するコツや方法などは、
その人の好みや教育を受けた場所での風習などが反映されていることも多いです。
なので、こんな知識や考え方、方法があるんだな!と受け止めつつ、どこまでを信頼するのかはあなた次第。
スマホで得た知識を元に、答え合わせをもう一度することで、学びが深くなっていきますよ!
スマホ検索で得た知識を自分のものに!臨床で使える知識にする3STEP!
デメリットの項目でお伝えした通り、
スマホ検索をすることで知りたい答えはすぐに見つけることができます!
ですが、答えがわかるだけでは、先輩が求める勉強、臨床で使える知識にはなりません!!
効率よく明日から使える知識にするには、スマホ検索で得た知識をどう活かすか!が重要なポイント。
数多くの新人指導をしてきたわたしが考える方法を、3STEPでわかりやすくお伝えします。
1)得た情報や知識をどこかに残す
ノート作りって、時間がかかる、綺麗にまとめられない、
苦手な人も多いですよね?
必ずしもノートにまとめる必要はありません。メモ程度でいいのです!
スクリーンショットやブックマークなどを活用して、スマホの中にわかる様に保管するだけでもOK!
あれなんだっけな〜
あ!この間調べた気がする!
そんな時に振り返ることができる、これが重要ですので、残した場所は忘れないように。
関連する参考書なのか、スマホのメモ、ブックマークフォルダ、残す場所を一貫すると振り返るときも簡単でおすすめです。
2)残した情報や知識の答え合わせをする
スマホ検索で得た知識を、参考書や自分のノート、勉強会資料などと照らし合わせてみてください!
”人は学習を繰り返すことで、重要な情報であると認識して記憶に残りやすい”と言われています。
また、繰り返し学習をする時に使用する媒体(ここでいうスマホ以外のもの、参考書など)が変われば、
不足している知識や関連ある情報にも気づくことができて、知識の深掘りができます!
信憑性を確かめる答え合わせをしながら、学びを深めて、自分の参考書やノート、スマホのフォルダに書き加えていけば、
時間も手間も最小限で、自分だけの最強のノートが出来上がりますよ!
3)実際の患者さんに当てはめる
”知識の定着には、インプットよりもアウトプットが重要である”
と言われています。
臨床現場においても、持っている知識を、目の前の患者さんのアセスメントや、ケアに活かすことが1番重要になります。
とはいえ、時間に追われ、怖い先輩、慣れない職場、現場で活かすとか無理!!!!
それが普通です!!
ではどうするのか、実際受け取った患者さんに、場面に自分が得た知識を当てはめて振り返るだけ!!
例えば心不全の患者さん
どんな治療方法で、どんな薬剤を使っていたか、どんなことに気をつけてADL援助をしていたか。
スマホ検索で得た知識、さらに参考書STEP2)でお伝えした情報を付け加えた最強ノートにある知識は、単なる模範解答です。
患者さんは人間です。10人いれば、治療方法や経過も10通り。
当てはめて振り返ることを繰り返していくうちに、
この前の患者さんはこうだったのに、なんで今日の患者さんは違うのだろうか、、
十分勉強したと思っていたけど、これも重要なんだ!
これまでの知識の不足に気づき深掘りしながら少しずつ知識が定着する。
その過程の中でアセスメントすることが、自然にできるようになっていくのです!!
まとめ
結論、新人看護師の勉強に、スマホ検索を活用した勉強法はあり!
メリットはいくつもありますが、デメリットもあり、十分に理解た上で活用することが重要であるとお伝えしました。
スマホ検索学習のデメリットは
- 間違った情報が発信されている
- 古い情報が残されている
- 得られるものが浅い知識
- 知識が繋がりにくい
信頼できる情報源から効率よく、必要な情報、知識を習得することで、
いつでもどこでも、勉強嫌いなあなただって、勉強することができます!
- 公式学習サイト
- 学会HP
- 製薬会社の添付文書
- 看護師資格保有者が発信するSNS /ブログ
信頼できる情報源を選択して、効率よく正しい知識を習得しましょう。
そして、
スマホ検索で得た知識を、臨床現場で使える知識にするための方法を3STEPでお伝えしました!!
- 得た情報や知識をどこかに残す
- 残した情報や知識の答え合わせをする
- 実際の患者さんに当てはめる
参考書を持ち歩くなんてしんどい
疲れてもう眠い、、勉強する時間なんて無いよ〜
そもそも勉強嫌いだし、やる気出ないな、、
そんなあなたも、スマホ検索を上手に活用して、勉強する習慣づけ、勉強に対する苦手意識を払拭!
上手に賢く活用して、効率の良い勉強を!ステップアップしていきましょう!!
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