- 嫌われる新人ってどんな人?
- 先輩や師長に嫌われず平穏に過ごしたい…。
- もし嫌われてしまったらどうする?
こんな悩みにお答えします。
先輩や師長から「嫌われない方法」を知ることは、新人看護師にとってとても重要です。
なぜならば、一度先輩や師長に悪い印象を与えてしまうと、その先とてもツライ時間を過ごすことに繋がってしまうから。
無視をされたり、冷たい態度…。
一度悪い印象を与えてしまった新人とそうでない新人では、先輩や師長の対応は大きく変わってしまうんです!
環境に慣れる、知識や処置を覚える。ただでさえ苦悩が尽きない新人時代。
苦悩やツラさを倍増させる要因となるので、先輩から嫌われない方法があるならば、絶対に意識して取り組むべきですよね。
- 嫌われる新人の特徴5選
- 嫌われない新人看護師になるために意識するポイント5つ
- それでも嫌われてしまったらどうすればいいのか
解説していきます!
暴言を吐いたりモノを投げる先輩。
嫌いな子を徹底的に攻撃する師長。
いまなら笑える壮絶な環境で、わたしはなんとか新人時代やり過ごすことができました。
そんな環境に同じく配属された同期。
入職直後すぐに先輩に目をつけられ、努力しても認められずとても辛そうな毎日を過ごしていたのです…。
嫌われてしまった同期には決定的なダメポイントが…!!
恐ろしく壮絶な環境の中でも、わたしがなんとかやり過ごせたポイントがあったのです!!
この記事の最後には、
わたしの実体験、わたしと同期で違った部分もお伝えします。
ほんの少し意識して勤務にあたる、心得を知っているだけでこれからの新人期間は天と地の差になりますので、最後まで読んでみてくださいね。
嫌われる新人と好かれる新人がいるってほんと?
残念ながら新人の中でも、嫌われる人と好かれる人、分かれます。
先輩や師長も人間。
ウマが合う合わないもそうですし、ちょっとした新人の態度が目に付き、その後の対応に変化を生じてしまうことも少なくありません。
みんな平等……。
そんな職場に恵まれたら良いのですが、なかなか難しいのが実情です。
嫌われてしまったらどうなる
- 常に冷たい態度を取られる
- 十分な指導を受けられない
- 頑張りが正当に評価されない
挨拶に反応してもらえない。
報告のために声をかけても「なに?今忙しいんだけど!」と冷たくあしらわれてしまう。
新人は先輩と密にコミュニケーションを取ることが必要になります。
そんな中、出勤して第一声の挨拶から無視…。
想像しただけでも、行きたくなくなりますよね。
そんな酷い先輩いないでしょ…。
そう思いたいですが、わたしの働いていた職場にはゴロゴロいました。
さらに、冷たい態度に付随して、十分な指導・教育を受けることができない事態にも繋がります。
先輩も自分の時間を使って指導にあたります。
嫌いな新人に自分の時間を割いて、丁寧な指導をすると思いますか?
「これ大丈夫かなあ、不安、相談したいな。」そうあなたが思って声をかけても、
「自分で考えなよ」その一言で突き放されてしまうこともあるかもしれません。
勉強や処置の習得のために努力したとしても、いくら頑張っても認めてもらえない。
そして、先輩や師長に嫌われてしまうと、業務時間以外にも影響します。
有給を使えば先輩に後ろ指刺されるような反応をされたり、シフトが過酷、ボーナスの評価にも影響してしまいます。
【嫌われる新人看護師】5つの特徴
- 反応が薄い
- 感謝と謝罪の言葉が少ない
- 嘘をつく/自分の非を認めない
- 一生懸命さが見受けられない
- 馴れ馴れしい
嫌われる新人看護師の特徴はこの5つ。
あなたはどうですか?
毎日業務をこなすのに必死で、自分の言動を振り返ることも少ないと思います。
一生懸命、精一杯行なっているつもりで、実は先輩や師長には十分に伝わっていないことも。
自分の言動を振り返り、明日からすぐに活かしてみてください。
① 反応が薄い
先輩や師長からの指導や日常会話に対しての反応が薄いと、印象が悪く、嫌われてしまうことがあります。
なぜならば、話を聞いていないと思われてしまうから。
先輩は、
「理解してほしい」「成長して欲しい」その思いで新人へ話をします。
話をしている先輩の思いに対して、新人看護師の反応が薄いと、
先輩は悪い印象を受け、熱意を持って助言をすることをやめてしまいます。
先輩や師長から指導やアドバイスをされたら、自分が思っている1.5倍オーバーなリアクションで反応しましょう。
【相手に伝わる反応】をすることが重要です!
② 感謝と謝罪の言葉が少ない
看護師だからではなく、これは人としての基本。
「それくらいできている」
そう思っている人もいるかもしれませんが、勤務中の自分の言動をを思い返してみてください。
業務に追われて、感謝や謝罪の言葉が後回しになってしまった…。
先輩が忙しそうで、声をかけづらいな…。
その様な場面、少なからずありませんか?
あれ、あの子なにも声かけて来ないんだけど。
先輩が求めるタイミングで、感謝や謝罪の気持ちを伝えられなければ、悪い印象を与えてしまうのです。
先輩の中には、特定の新人ではなく、「新人」という存在が嫌いな人もいます。
新人を毛嫌いする先輩に声をかける、できることなら避けたいですが、挨拶と謝罪は基本。
なるべくタイムリーに、しつこいくらいにしっかり伝えましょう。
③ 嘘をつく/ 自分の非を認めない
ミスやできなかったことを隠し、嘘をつく。
ミスを繰り返すことよりも、ミスを認めなかったり、嘘をつく新人が1番嫌われるので注意です。
怒られたくない…。
できない新人と思われたくない…。
その思いから、ちょっとした間違いややり残しを隠したり、誤魔化したくなる。
新人時代のわたしも、この様な気持ちがあったので、とてもわかります。
ですが、先輩は新人をよく見ていますよ。
誤魔化したり、嘘をついてもすぐに見抜かれることは多いです。
嘘をつくことは信頼関係にも大きな影響を及ぼします。
いつまでもメンバーとして認められず、職場内での居場所もない…。
なんてことにも繋がってしまうのです。
指摘されたことに対して、
「今やろうと思っていたんです。」
「でも、他の先輩にはこう言われたので…。」
つい言ってしまっていませんか?
これ逆効果です!
指導する先輩からすると、自分の非を認めない口ごたえ。
グッと堪えて、まずはミスやできていないことを認めましょう。
④一生懸命さが見受けられない
- 一度指導したことを覚えていない(同じ指導をさせてしまう)
- 勉強をしてこない
- 積極性がない(待ちの姿勢)
このような新人看護師は、「やる気あるのかな…」と悪い印象を与えてしまいます。
一度指導されたことは次に生かす、同じミスや勉強不足を指摘されないようにすることが重要。
そのためにはメモを活用して、指導された課題を必ずクリアしていきましょう。
そして、【教えてもらう】【指示待ち】スタンスの新人を先輩は嫌います。
「これ勉強してきて!」
「この処置あるけど、やる?」
先輩から声をかけてもらって行動する。
新人さんにありがちな場面ですが、
積極性がない、やる気がない新人のイメージをつけるので、注意しましょう。
⑤ 馴れ馴れしい
物怖じせず、誰とでも仲良くなれるタイプ、コミュニケーションを取ることが得意な新人さんは要注意です!
先輩、どこ住んでるんですか?
え〜いいですね!わたしよく飲みに行きますよ!!
距離を縮めようと、休憩室などで話してしまうような内容ですね。
ですが、相手によっては
「え、わたしのこと友達だと思ってんの?」
と受け取る先輩もいます。
そして先輩は新人の言動をよく観察しています。
今の発言から、
「へ〜飲みに行く余裕あるんだ…」
馴れ馴れしい発言がさらに墓穴を掘って、遊んでる後輩のイメージがついてしまう!
コミュニケーションを取ることは大切ですが、自分の立場をわきまえた発言を意識して。
新人のうちは、
自分からプライベートの話を持ち出すことは控えるのが無難です!
【嫌われない新人看護師】意識するポイント5つ
① 反応ははっきり!
「なるほど!」
「とてもわかりやすいです!」
“話を聞いている” 新人には、どんどん話したくなるのが先輩の心理。
自分の指導を真剣に聞く、反応をする新人には惜しみなくたくさんのアドバイスをします。
先輩の前で萎縮してしまう新人さんもいるかと思います。
そんな新人さんこそ、少しオーバーなくらい反応すると効果バツグンです。
② 感謝と謝罪を確実に伝える
指導を受けたら感謝
ミスをしてしまったら謝罪
特に謝罪は、タイムラグなく伝えることが重要です。
ミスをした時は先輩にも言いづらいし、つい忙しさを理由に後回しにしてしまいがち。
指摘されてから謝罪をする新人と、事象が起きてすぐに自分から謝罪をする新人、どちらの印象が良いのかは一目瞭然ですよね?
ミスをしてしまった後の対応次第で、印象は大きく変わってきますので、伝えるタイミングも意識してみてください!
③ 嘘はつかない/自分の非を素直に認める
ミスは誰しもしてしまうもの。ミスをしない新人はいません。
ミスや自分の非を、素直に認めて自分からすぐに報告できる新人には、先輩は信頼を持って接します。
先輩から信頼さえると、新しい処置や難しい病態の患者さんを任せてくれたり、いちスタッフとして扱ってくれることに繋がりますよ。
④ 自分の考えを持って発言する
先輩に相談する場面が多くありますが、聞くだけでなく、自分の考えも一緒に伝えましょう。
困っていることを相談するとき、
「わからなくて…。」
で終わること新人よりも、
「わからなくて…。〇〇と勉強したのですが、あっていますか?」
「すぐに先生に報告するべきかと思うのですが、どうでしょうか?」
自分の考えを付け加えるだけで、
「ちゃんと考えてるんだな」「ここまでわかってるんだな」
と、先輩は新人の考えを理解できて、とても良い印象を受けますよ!
自分の考えがあっているか不安、そう悩んで伝えられない場面もあるかと思います。
ですがこの場面では、自分の考えが正しいかどうかは全く関係ありません!
考えを伝えることで、間違いの指摘や考えを補足、成長のためのヒントをたくさんもらえます。
その上、先輩からの印象も良くなる。やらない方が勿体無いです!
間違っていても、立派な考えでなくていいので、
恐れずに、自分の考えていることを付け加えてみよう!
⑤ 成長したいアピールをする
アピールをする具体的な方法は、
- 未経験、経験数の少ない処置を、積極的にやりたいと依頼する
- 勉強の相談をする
- 積極的に相談する
先輩から声をかけられるより先に積極的にアピールすると、一生懸命だな、努力しているんだな、と、先輩は好印象を受けます。
積極性のある新人には、頑張ってほしい、教えてあげたい、そう思う先輩が多いです。
味方でいてくれる先輩、優しく教えてくれる先輩を増やすのに、最適な方法です。
【実体験】嫌われた同期とすり抜けられた自分の違いはコレだった
わたしは看護師1年目、同じ部署に同期6人で入職しました。
特別勉強ができる子や、抜きん出た同期がいた訳でもなく、6人で支え合いながら全員努力していたのです。
ですが、結果として1人の同期は先輩に嫌われ、ツライ新人時代を過ごしています。
その同期は勉強も頑張っていましたし、仕事ができない子でもなかったです。
では、なぜその同期だけが先輩に嫌われてツライ新人時代を過ごすことになってしまったのか。
【自分の非を素直に認められなかった。】
これが、嫌われてしまった同期の最大の問題点でした。
このことが先輩に1番悪い印象を与えて、目を付けられてしまいました。
その後何をしても、認めてもらえない。
“できない新人”、“信頼できない新人”として新人時代を過ごしていました。
同じだけ勉強もして毎日努力していたのに、他わたしたち同期と全く違う扱いを受けることになってしまったのです。
それはそれは本当に理不尽で、努力が認められない新人時代。
見ているわたしたちもツラかった……。
一方わたしは 、“成長したいアピール” をとても意識して過ごしてました。
これだけは同期の中で誰よりも意識して実施していた自信があります。
勉強ができるわけでも、器用に処置をこなせるタイプでもないわたしですが、同期の中では割と可愛がってもらえる新人だったなと自負しています。
勉強ができなくても、仕事覚えが悪くても、一生懸命さを見せることで、先輩からの印象をよくすることができるのです。
それでも嫌われてしまったら転職も考えよう
嫌われない方法を意識したのに、それでも嫌われてしまったら……。
自分の言動をよく振り返り、改善できる部分は改善することが先決。
ひとつづつ改善し、好印象を与える言動を毎日繰り返していくことで、認めてくれる先輩は増えていきます。
先輩全員から好かれるということは難しいものです。
平等に接してくれる、味方でいてくれる先輩を1人でも多く作ることができれば、新人時代を乗り切ることに繋がりますよ!
ですが、残念ながら一度悪い印象を与えてしまってからの挽回は、とてもハードルが高いです。
新人さんに原因はなくとも、理不尽な対応をすることが日常化している職場があるのも事実です。
努力してもツライ状況が変わらない場合には、転職を検討しましょう。
部署移動でも人間関係は変わりますが、院内でのコミュニティーは恐ろしく密なもの。
先輩間の情報共有のスピードはとてつもない速さで、部署移動をしてすぐにも理不尽な対応をされてしまうこと、少なくないです。
そんな環境で、苦しみに耐え過ごす必要なし!!
転職しよう!!
人間関係の良い職場を探すために最適な転職サイトはコレだ!
環境を変えるために転職をするのならば、人間関係が良好な職場に転職しなければ意味がないですよね。
実際の人間関係なんて入職しなければわからないよね…?
実はそんなことないんです!!
転職サイトを活用することで、転職前の不安も解消される!
大手転職サイトでは、実際に転職したユーザーに事後調査を行っています。
実際の現場状況や転職後の満足度など聞き取り、その情報を元に、求人を探している新たなユーザーへ情報提供をしてくれています。
新人看護師が人間関係の良好な職場を探すために最適な転職サイトはこちら!
わたしも実際に利用して、気になる求人の実際を包み隠さず教えていただいた経験があります。
これがまあリアルで…転職サイトを活用しないなんて勿体無い!
また、【看護roo!】は転職活動での様々な場面で手厚いフォローが受けられるので、新人さんによりオススメな転職サイトです。
迷っているなら、とりあえず情報収集しておくべき!
まだ転職するかどうかも決めきれてないし…。
登録したらしつこく迫られるんじゃないの?
そう思っていませんか?
わたしはこれが理由で登録をずっと避けていました。
実際は情報収集のためだけの活用も全然OK!
正直に転職タイミングは未定、とりあえず情報収集したい、素直に伝えれば、しつこい連絡もありませんでした。
毎日がしんどくなってからの転職活動は、体力的にも精神的にも負担が大きいものです。
職場に行くだけで精一杯…。気力活力ゼロ。
そんなとき、サイト登録、求人を比較して吟味…。
できるはずがない…!!
今の環境から早く抜け出したくて、急いで見つけた転職先が思って場所と違った!
そんな失敗を避けるためにも、今から情報収集、求人のストックをしておくべき。
いますぐ登録しておくことを、強くオススメします。
転職サイトは無料で使えて、1分もあれば登録できますよ。
どんな求人があるのか、次はどんな場所で働きたいかの情報収集は、早すぎることはありません。
まとめ
先輩に嫌われる新人看護師の特徴と、嫌われないために意識するポイントを解説しました。
- 反応ははっきりする
- 感謝と謝罪を確実に伝える
- 嘘はつかない/自分の非を素直に認める
- 自分の考えを持って発言する
- 成長したいアピールをする
この5つのポイントを意識して行動することが効果的。
ですが、どれだけ意識して過ごしていても、どうにもならない状況になってしまうこともあります。
そんな時には、転職を検討しましょう。
人間関係をリセットし、再スタート!
ポイントを意識して可愛がられる新人になるのも夢じゃない。
良い人間関係を築ける職場を見つけるためには、転職を真剣に考える前から情報収集をして求人のストックをすることが大切です。
心身ともに擦り減って転職を真剣に考える頃には、情報収集をするどころか、転職サイトに登録することすらできずに苦悩することになります。
いますぐ登録だけは済ませておきましょう。
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